こんにちは、カズヤです。
仕事で使えるエクセル技術を発信しています
今回は、前回説明した『 不要な重複データをチェックする方法 』を、複数項目の集計とマージ(結合)で実現します
前回は主キー項目を作ってから集計とマージをしました
こんにちは、カズヤです。仕事で役立つエクセル技術を発信しています( 二回目 )今回は、仕事で必須の『 不要な重複データをチェックする方法 』です。主キー項目を作って、テーブルの集計とマージ(結合)で重複データをチェ[…]
両方とも処理結果は同じなので、場面ごとに使い分けてください
重複データが混ざったテーブル
前回同様の出荷データです
日付ごと・店名ごと、に 商品名 は 1 行だけ、というルール設定です
特売区分が、通常 と 特売 の2種類あって、必ずどちらか 1 つという設定で進めます
なんば店 の 豚まん 、に 特売 データが混ざっています
このエラーデータを見つける、重複チェック処理 を作ります
複数項目でグループ化する
テーブルからクエリを作ります
テーブル内のセルにカーソルを置いてから、
1 リボン の データ
2 テーブルまたは範囲から
Power Query エディター が開くので、
1 名前をわかりやすい名前に変更( 今回は T1出荷の重複チェック )
2 グループ化 をクリック
クエリの設定で、わかりやすい名前を設定しておくこと! これ超重要!
・ クエリが並んだときに悩まなくて済む
・ シート名がこの名前になる
メリットが大きいので必ず実践しましょう
グループ化 のポップアップが表示されるので、
1 詳細設定 をチェック
2 グループ化の追加 をクリックして項目を追加
3 日付、店名、商品名、の複数項目を設定
4 OKボタン
日付、店名、商品名、の後ろに カウント が表示されるので、
1 カウントの右側にある小さな ▼ ボタンをクリック
ポップアップが出るので、
1 数値フィルター を選んで
2 指定の値より大きい をクリック
行のフィルター のポップアップが表示されるので、
1 次の値より大きい の右側に 1 を入力
2 OKボタン
これで、データのカウントが 1 より大きいものだけ、つまり 重複データだけ が表示されます
重複データがなければ何も表示されませんが、それで正常です
1 閉じて読み込む をクリック
これで完成です
カウントが 1 より大きいデータが表示されました
次は、重複データの内容を表示するクエリを作ります
複数項目でマージして重複データの詳細を表示する
出荷データ に戻って、クエリを作ります
テーブル内にカーソルを置いてから、
1 リボン の データ
2 テーブルまたは範囲から
パワークエリが開くので、
1 名前 に、わかりやすい名前を設定( 今回は T1出荷の重複データ内容 )
2 クエリのマージ をクリック
マージ のポップアップが開くので、
1 下の段に、先ほど作成したクエリ 『 T1出荷の重複チェック 』を選ぶ
2 上の段で、Shiftキーを押しながら、日付、店名、商品名、を順番にクリック
3 下の段も同様に、Shiftキーを押しながら、日付、店名、商品名、を順番にクリック
4 結合の種類を、内部(一致する行のみ) に設定
5 OKボタン
複数項目でマージするときの操作方法
上の段と下の段で、結合する項目と順番を一致させましょう
操作方法は、シフトキー( Shiftキー )を押しながら、項目を順番にクリックします
上の段が、
下の段も、
上下ともに、日付 1、店名 2、商品名 3、という表示を確認します
元のテーブル項目の後ろに、マージしたテーブル名が表示されるので、
1 最後の項目名『 T1出荷の重複チェック 』の 右上のボタン をクリック
マージしたテーブルの項目が出てくるので、
1 カウント だけにチェックを入れる
2 元の列名をプレフィックスとして使用します のチェックを外す
3 OKボタン
これで、カウント が表示されました
1 閉じて読み込む をクリック
これで完成です
重複データ内容が表示されました
2024/3/1、なんば、豚まん、で 通常と特売 の重複データが見つかりました
Power Query は、慣れれば簡単な操作でデータ処理ができます
データ処理もパワークエリも、何回も実践して上達しましょう
今回は以上です。いつもありがとうございます♪