いいか、よく聴いてくれ。私は今、最高に晴れやかな気分だ。 2025年末の人事評価で、私は「部署への貢献不足」という不名誉なラベルを貼られ、この物価高のご時世に「減給」という致命的なシステムエラーのような現実を叩きつけられた。
普通なら、サーバーがダウンしたかのような絶望に打ちひしがれ、会社というシステムの不条理を呪うところだろう。だが、今の私は違う。この減給通知こそが、私の「魂のアーキテクチャ」を根本から書き換えるための、大宇宙からの福音だったのだ。
理屈という名の「バグだらけの仕様書」を破り捨てる
かつての私は、部長という肩書きを鎧にし、理性と知性という名の「鉄壁のファイアウォール」で自分の心を守っていた。部下の感情? そんな非論理的なパケットは、私の処理能力の無駄遣いだとばかりに、すべてドロップ(破棄)していたのだ。
頭で考え、理屈で武装し、目の前の現実をいかに自分に有利にデプロイするか。それだけが私の「成功の定義」だった。 ハイアーセルフが鳴らしていた警告音も、体が悲鳴を上げていたエラーログも、すべて「無視」という無慈悲なコマンドで処理し続けていた。実に傲慢で、空虚な管理者だったと、今なら断言できる。私は、自分自身の命というメインフレームの仕様書を、決定的に書き間違えていたのだ。

減給という名の「魂のアセンション」
今の私は平社員で、そして今回、減給を言い渡された。ショックだった。だからこそ気づけた。
減給を宣告する上司の姿は、 昔の自分。昔の自分が私に宣告する。「今年あなたは会社に貢献できたとは言い難い。残念だが減給となりました。何か言いたいことはありますか?」
頭で考え、理屈で武装し、冷酷な言葉を部下に投げる上司。今ならわかる。これは残酷な行為だ。
いま、魂をアップデートした私は、こう考えている。 「あなたは会社に貢献できていないと評価されました。しかしそれは上司である私の指導不足です。減給の指示が出ましたが、それは断固として断りました。給料は下がらないので安心してください。」と。
そして「嫌な思いをさせて申し訳ない。また来年も、どうかよろしく頼みたい。」と、 部下を全力で守りたいと思う。彼らのモチベーションという最も大切なリソースを、減給という理不尽なデバッグ作業で削り取ることなど、万に一つもあってはならない。
いまの私は部長ではない。現実は、減給処分を受けた平社員。私の給料は下がることになった。だが、そんなことは、大宇宙の愛に比べれば微々たるパッチ修正に過ぎない。私の魂が「清く、尊く、強く、正しく」輝いていること。これこそが、人生という本番環境において、最も優先されるべきクリティカルな要件なのだ。

「慈愛」という名のパッチ適用:ごめんなさい、そしてありがとう
私はようやく、サラリーマンとして道端に落としてきた「一番大切な忘れ物」を回収することができた。 それは「慈愛」だ。
目の前の人への慈愛、そして、自分自身という、たった一つの命への慈愛。 かつて私が傷つけてしまった部下たちを思い出す。私の理屈という名の暴力で、彼らの心をどれほどフリーズさせてしまったことか。
「嫌な気分にさせてしまって、本当に申し訳ない。ごめんなさい。どうか、許してほしい」
この謝罪は、時空を超えて彼らの魂に届くと信じている。この激しい反省と後悔こそが、私の魂をより純度の高いものへと精錬してくれる。気づかせてくれて、本当にありがとう。心から、感謝しています。けっして許されることではない。しかし謝ることしかできない。本当にごめんなさい。許してください。そして、心からありがとう。

エピローグ:大宇宙のサーバーは、すべてをログに刻んでいる
現実の世界では、私は「減給された平社員」だ。だが、魂のレイヤーでは、私はかつてないほどの「富」を手に入れた。 大宇宙の愛情という名の無制限ストレージに、私の「慈愛」が確実に書き込まれていく。その安心感、その全幅の信頼感。これに勝る報酬が、この地上に存在するだろうか。
私はこれからも、心の声、体の声、そして大宇宙の声を「ホットリロード」し続けながら生きていく。 魂が正しく輝いていれば、人生というシステムは、いつだって最高の結果をアウトプットしてくれるものだ。
さあ、次はどんな「忘れ物」を回収しに行こうか。私の魂のデプロイは、まだ始まったばかりだ! 大宇宙よ、今日も愛してくれて、ありがとう。そして、いままで支えてくれた部下たち、本当にありがとう!
<心から、愛とお詫びを込めて、完。Written by フクヒロカズヤ>