私は、ブライン液を使って１０年以上が経ちます（なくてはならない存在です）
ブライン液の１番のオススメポイントは、何と言ってもパサつきがちな肉をしっとりジューシーにしてくれるところです！
今回は、ブライン液に漬けた低脂質の豚肉で、ジューシーなとんかつを作ります
ブライン液の効果で、ほんのり下味（塩味）がつき、冷めてもしっとり柔らかいとんかつができ上がります♪
ブライン液とは、もともと塩を溶かした水のことを言います
現在は、水に塩と砂糖を溶かしたものをブライン液と呼んでいます
今回使用する材料
ブライン液の材料
水 200cc
塩 10ｇ
砂糖 10ｇ
ブライン液は、水に対して5％濃度の塩と砂糖を溶かした調味液です
こちらの記事で、ブライン液を詳しくお話しています
私がブライン液を使い始めた理由は、「鶏むね肉をどうにかして柔らかく食べたい！」と言う気持ちからでした現在、ブライン液を使い続けて、１０年が経とうとしていますブライン液に鶏むね肉を漬けると、鶏もも肉に負けず劣らずのジューシー[…]
とんかつの材料
とんかつ用豚肉 ２枚
パン粉 適量
薄力粉 適量
揚げ油 適量
【バッター液】
卵 １個
小麦粉 大4
水 大1
※今回は、豚肉の旨味と風味が存分に味わえるロース肉を使用しています
脂の少ない肉ほど、ブライン液の効果を感じることができます
下ごしらえ
ブライン液の作り方
ポリ袋にブライン液の材料を全て入れます
- ブライン液の材料
- ・水 200cc
・塩 10ｇ
・砂糖 10ｇ
ポリ袋の口をしっかり持ち、上下に振って塩と砂糖を溶かします
ポリ袋ごと、ボウルに入れておきます
※あとで下ごしらえした豚肉を漬けます
豚肉の下処理
キッチンペーパーで豚肉を挟んで水分（ドリップ）を拭き取ります
豚肉から出た水分（ドリップ）は、臭みの原因になるので丁寧に下処理します
豚肉の筋を切ります
赤身と脂身をつないでいる部分が筋です
筋切りする理由は、火を通したとき豚肉が縮むのを防ぐためです
豚肉が縮むと反り返ってしまいます
フォークで豚肉を刺して数か所穴をあけます
穴をあけるのは、ブライン液をしっかり浸透させるためです
豚肉も柔らかくなります
※豚肉に穴をあけても、でき上がりに支障はありません
豚肉の漬け方
下ごしらえが済んだ豚肉をブライン液に漬け、空気を抜いて口を閉じます
ブライン液に漬けたら、冷蔵庫で４時間～ひと晩漬け込みます
※今回は、7時間漬け込みました
ブライン液に漬けた豚肉は、必ず冷蔵庫で漬け込みます
常温でおくと雑菌が繁殖して食中毒の原因になる場合があります
とんかつの作り方
①ブライン液から豚肉を取り出し常温に戻す（※1）
②豚肉に薄力粉をまぶしバッター液にくぐらせパン粉をまぶす（※2）
③180度に温めた油で２分ずつ両面揚げる（※3）
④全体がきつね色になったら油から取り出し、そのまま余熱で５分ほど火を通して完成です（※4）
※コツ・ポイント
※1豚肉を常温に戻す
冷蔵庫で漬けていた豚肉を、ブライン液から取り出し常温に戻します（約20分）
私はいつも カンダの盆ざる に豚肉を広げて常温に戻るのを待ちます
※2薄力粉→バッター液→パン粉をつける
バッター液を作ります
ボウルにバッター液の材料を全部入れて、粉っぽさがなくなるまでしっかり混ぜます
- バッター液の材料
- ・卵 １個
・小麦粉 大4
・水 大1
薄力粉とパン粉を、それぞれバットに入れ広げておきます
豚肉に薄力粉をまぶし、余分な粉をはたき落とします
豚肉をバッター液にくぐらせます（余分なバッター液はおとします）
豚肉にたっぷりのパン粉をかぶせます
優しく包みこむようにしてパン粉をまとわせます
パン粉をつけるとき、力を入れて押さえないように気をつけましょう
準備できたら皿にのせておきます
※3揚げる
油を180度に温めます
油がしっかり温まったら、豚肉を静かにそっと入れます
カツは１枚ずつ揚げるほうがカリっと仕上がります
同時に数枚揚げる場合は、豚肉が重ならない大きめの鍋を使用して下さい
油に豚肉を入れたら、約２０秒間触りません
約２０秒たったら箸で動かしながら、表面が色付くまで揚げます（約２分）
豚肉を油に入れてすぐに触ると、表面のパン粉がはがれます
豚肉を触るのは２０秒ほど我慢して下さい
２分たったら豚肉をひっくり返して、同じように箸で動かしながら約２分揚げます
両面合わせて約４分、カリッときつね色になるまで揚げます
※豚肉の厚さで揚げ時間が変わります。中心部までしっかり火を通して下さい
※4油切り
油から取り出したとんかつは、重ならないようにバットの上に立てて置きます
とんかつを立てて置き、油をきりながらそのまま余熱で５分火を通します
完成です！
ブライン液に漬けた豚肉には下味がついています
まずは何も付けずそのまま食べて豚肉の旨味を味わって下さい
豚肉は、ビタミンＢ1がとても豊富に含まれています
ビタミンＢ1は、疲労回復の効果が期待できます
夏バテしやすい暑い日には、ぜひとんかつを食べて元気をつけて下さい！
暑い日の揚げ物は大変です
熱中症にならないように、水分補給しながら作って下さいね
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最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます。